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戸籍は何度も移動しない方がよいのはどうしてですか?


転勤族といわれている方のように、いろいろな市区町村を何年かごとに渡り歩く方もいらっしゃるのではないでしょうか。
住所が変われば、住民票は移動させなければなりませんが、戸籍については、何もしなければ、最初の本籍地のままです。
しかし、もはや住む予定のない場所に、本籍だけが残っているというのは、あまり気分のよいことではありません。
そこで、戸籍も住民票を移動するときに一緒に移動してしまおう…

と考えている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、戸籍は、何度も移動しない方がよいです。
というのは、あなたが死亡した後に、遺産を相続する際に大変な苦労を子供や孫がすることになるからです。

両親の遺産の相続。
とりわけ、郵便貯金や銀行預金、不動産などを相続する際には、亡くなった方が生まれてから、現在に至るまでの戸籍謄本を全部集めなければらないとされています。

例えば、転勤が10回あったとして、その度に、本籍を移動し続けていたとすれば、最低でも10個の戸籍を集めなければなりません。
それに加えて、結婚するまでの戸籍も必要になりますし、その間に戸籍の改正が行われていれば、改正原戸籍も必要になります。

遠方から、戸籍一つだけ取り寄せるのでも結構大変だというのに、10以上も取り寄せなければならないのでしたら、専門家でも、さじを投げ出したくなるものです。

ましてや、一般の方が、仕事や家事の合間にそうした戸籍を取り寄せるのでは、混乱して何がなんだか、わからなくなると思います。

また、両親のどちらが生きていて、どこに引越ししたのかを正確に覚えているのでしたら、一気に戸籍を取り寄せられますが、記憶があいまいですと、現在の戸籍から順番にたどっていかなければならないことになり、大変な時間がかかります。

ですから、転勤が多いという方は、戸籍は実家やふるさとなどのゆかりの地においたままにして、住民票だけを移動させ続けるのが一番です。


<参考条文>

第十六節 転籍及び就籍
第百八条  転籍をしようとするときは、新本籍を届書に記載して、戸籍の筆頭に記載した者及びその配偶者が、その旨を届け出なければならない。
○2  他の市町村に転籍をする場合には、戸籍の謄本を届書に添附しなければならない。
第百九条  転籍の届出は、転籍地でこれをすることができる。
第百十条  本籍を有しない者は、家庭裁判所の許可を得て、許可の日から十日以内に就籍の届出をしなければならない。
○2  届書には、第十三条に掲げる事項の外、就籍許可の年月日を記載しなければならない。
第百十一条  前条の規定は、確定判決によつて就籍の届出をすべき場合にこれを準用する。この場合には、判決の謄本を届書に添附しなければならない。
第百十二条  就籍の届出は、就籍地でこれをすることができる。

第十三節 分籍
第百条  分籍をしようとする者は、その旨を届け出なければならない。
○2  他の市町村に新本籍を定める場合には、戸籍の謄本を届書に添附しなければならない。
第百一条  前条第二項の場合には、分籍の届出は、分籍地でこれをすることができる。



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