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遺言書文例 先妻(夫)の子供がいる場合の遺言書の例


   遺言書


第1条 遺言者は、次の財産を、長男甲野小太郎(昭和50年5月5日生)に相続させる。

1、土地
 所在 東京都千代田区九段南
 地番 1番1
 地目 宅地
 地積 200.34平方メートル

2、建物
 所在 上記同所3番地
 家屋番号 ○○番
 種類 居宅
 構造 木造瓦葺2階建
 床面積  1階 100.58平方メートル
       2階 68.58平方メートル

3、株式会社ゼット銀行千代田支店 総合口座通帳 普通預金 口座番号 1234567の全額

第2条 遺言者は、次の財産を、妻甲野やい(昭和10年5月5日生)に相続させる。もしも、遺言執行時に、妻甲野やいが死亡している場合は、長男甲野小太郎に相続させる。
株式会社ネット銀行千代田支店 総合口座通帳 普通預金 口座番号 1234567の全額

第3条 次男 甲野小次郎(昭和55年5月5日生)に対しては、その居住する東京都中野区の土地を購入する際に、金1000万円を贈与し、さらに、一戸建てを無償にて施工してやったため、相続分はないものとする。

第4条 遺言者は、次の財産を、長女丙田冬子(昭和45年5月5日生)に相続させる。
株式会社郵貯銀行千代田支店 総合口座通帳 普通預金 口座番号 1234567の全額

第5条 遺言者は、祖先の祭祀を主宰すべき者として、長男甲野小太郎に指定する。

第6条 その他、当遺言書に記載のない一切の財産は長男甲野小太郎に相続させる。

第7条 遺言者は、この遺言の遺言執行者として次の者を指定する。

     東京都千代田区九段南1-2-1
     行政書士 乙野太郎

第8条 遺言執行者に対する報酬は、遺言者がこの遺言について遺言執行者との間で取り決めた金50万円を支払うものとする。


付言 生前に話してあるとおり、家業の工務店は、長男甲野小太郎に継がせることとします。家業を大いに発展させてくれることを願っています。
長女丙田冬子は、父が妻甲野やいと結婚する前の先妻との間に生まれた子どもです。
今は、連絡を取り合っていませんが、最期にわずかばかりながら遺産を相続させたいと思います。どうか父の気持ちを汲み取ってください。


平成○○年7月1日

住所 東京都千代田区九段南1-2-1
 
遺言者  甲野三郎 印



<ここがポイント>

・財産を細かく指定する場合は、具体的に記載すること。

・土地・建物については、登記や固定資産税 納税通知書等を見ながら、正確に記載するようにしましょう。

・また、銀行預金・郵便貯金については、口座番号まで正確に書いて特定できるようにします。銀行の人が分かるように書きましょう。

・銀行預金・郵便貯金が一つしかない場合は、相続人ごとに金額を指定して、分割することもできますが、できれば、生前に、銀行口座を相続人の数だけ作って、平等に分けておくことが望ましいです。

・できれば遺言執行者を指定しておくべき。遺言執行者は自分より若い行政書士や弁護士を選ぶようにしたい。


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